以前まだ飛行機代が高かった時にはゴールデンウィークやお盆、年末年始にお客様が思いっきり集中し、ウィーンでもガイドが足りなくなることがよくありました。
でもその時期は飛行機代が一番高くなる時なので、ここ何年もお客様が年間を通して分散するようになりました。
お客様も混んでる時期に行くよりも・・・と考える方が多くなり、また飛行機代もお手軽になることから世間ではシーズンオフとも言われるこの時期にも多くの方がウィーンに来られています。
そのため有難いことに11月も12月も春や夏と全く変わらない忙しさです。
もっともウィーンの街はヨーロッパの街の中では歴史的立場が違う街であり、ヨーロッパ文化が凝縮したとても奥が深い街ですから、この街の本当の魅力というものが徐々に浸透していき、繰り返し来られる方も本当に多くなってきています。
私も毎日様々な皆様にウィーンやオーストリアを御案内しています。
この秋の時期は朝、霧が発生するようになり、これが午前中から昼にかけて晴れて行き、
秋晴れになるという日が多いです。
この時期に来られた方は秋の素敵な街並みが見られます。
午前中は皆さんと市内観光、午後はオプショナルツアーでウィーンの森というパターンがよくありこの秋の時期のウィーンの森も素敵です。
団体ツアーの皆さんとウィーンの森に行く時には圧倒的に南方面に多く出かけます。
前置きが長くなりましたが、そのウィーンの森のちょっとした秋の風景を掲載します。
こちらはマイヤーリンクです。
ウィーンの南の森に来た時はたいていここを見学します。
"悲劇のマイヤーリンク"として知られたこの場所はルドルフ皇太子が自殺をしたとは思えない静かな美しい風景が広がっています。
右の写真は記念教会が建っている敷地で、小さな礼拝堂が見えています。
落ち葉や黄葉が素敵ですね。
こちらはヒンターブリュールにあるヨーロッパ最大の地底湖ゼーグロッテのすぐ近くにある散歩道です。
この散歩道はゼーグロッテとは川を挟んで反対側にあり、橋を渡って行くことができます。
その川の名前はMödlingbachという川で全長37kmあります。
ちょっとした散歩道ですがウィーンの森に相応しい雰囲気ですね。
こちらはハイリゲンクロイツ修道院からマイヤーリンクに向かう途中の風景です。
ここはちょっと高い所からマイヤーリンクに向かって数か所の急カーブをしながら降りて行きます。
ずっと奥の方にもっと高い山が見えていますね。
そもそもウィーンの森はアルプス山脈の一番の端っこですからウィーンの森はアルプスでもあるわけです。
秋のウィーンの森は春や夏の雰囲気とは全く違い、この時期も素敵です。