現時点でEU加盟国は28ヵ国あり、その中でユーロ通貨が使われている国は19ヵ国です。
ユーロ通貨は2002年から使用されていて、ここオーストリアでは2002年当初からユーロが導入されています。
ユーロは硬貨が8種類、紙幣が7種類あり、1,2,5という単位があります。
ユーロの単位の下にはセントがあり、100セント=1ユーロとなります。
ちなみにそれぞれのユーロ加盟国では通常のその国の2ユーロの他に、特別記念硬貨をいくつも発行しています。
オーストリアでは10月31日より"欧州旗30周年記念"の新しい2ユーロ記念硬貨が手に入ります。
ユーロ通貨はとても奥が深いも参照して下さい。
紙幣は5ユーロからで、10、20、50、100、200、500ユーロとなっています。
通常の生活をしていれば100ユーロ紙幣までは頻繁に登場しますが、その上の200ユーロや
500ユーロ紙幣はあまり目にすることはありません。
そのため高額紙幣で支払うと、お店の人に嫌がられることが多くあります。
今日は実際にその例を見てみましょう。
こちらは地元で有名な、そして
家族連れでいつも賑わっている
窓口にある表示です。
ここには"安全性の理由から200ユーロと500ユーロ紙幣は受けられません。皆様の御理解に感謝します"という断り書きが貼られています。
この窓口のようにハッキリ断っている所もありますが、
スーパーなどではそんな断り書きは見当たりません。
しかし、生活をしているとわかりますが、実際に高額な紙幣で支払おうとすると、
(家電製品などの高額なものは別として)
「お釣りが全くありませんから受け取れません・・・」と言われることがよくあります。
100ユーロ紙幣でも断れることも稀にあります。
そのため地元では支払う金額に対して適切な金額の紙幣で支払うもの・・・というような空気を感じます。