ウィーンはヨーロッパ文化が行凝縮しているとても奥が深い街です。
街全体が博物館のようですから、歩いているだけでも十分楽しいです。
しかし、一般的なパッケージツアーでは、シェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿、リンク道路など、バスで見られる所を訪れるのが圧倒的に多く、旧市街にも入らないでウィーンを後にする方も多いのがとても残念です。
一番歴史が詰まったウィーンの旧市街地は是非時間をかけてゆっくり歩くべきです。
そして、伝統的なカフェに入って少しうつろぐぐらいの気持ちのゆとりはあってもいいのではないでしょうか?
この"ウィーンこぼれ話"では色々なカフェを紹介していますが、今日話題にするカフェは
観光の皆さんがまず行かないカフェであり、しかし地元では有名なカフェのひとつです。

それは"KAFFEE ALT WIEN"
(カフェ アルト ヴィーン)で
シュテファン大聖堂から歩いてすぐのBäckerstraße という歴史ある地域にあります。
ここは最近店の入り口を綺麗に
塗り直したので以前と比べて場末的な入口の雰囲気が消えました。
KAFFEE ALT WIEN は1936年、Leopold Hawelkaとその妻であるJosefineによって2人の結婚式の翌日にオープンしました。
Leopold Hawelkaと言えば、その後1939年にカフェ ハヴェルカをオープンさせます。


店内はウィーンのカフェハウスらしい雰囲気で、豪華な内装ではなく、場末的な雰囲気を
感じますが、地元で人気のあるカフェですから圧倒的に地元人が多いです。
ここはカフェ自体にもポリシーがあって、Bioのカフェを提供し、販売もしています。
朝食や定番なウィーンナーシュニッツェルなど食事も可能で、ここのGulaschはおいしいことで知られています。
右上の写真はここのアインシュペンナーで、伝統的なスタイルで登場します。
カフェ インペリアルのアインシュペンナーのように生クリームの量が多いです。
ウィーンは伝統的なカフェハウスがたくさんあって、それぞれ個性ある雰囲気を提供してくれていて、飽きることがありません!