ウィーン国際空港からウィーンの中心へ来る時、もしくはウィーンの街中から空港へ行く時には、通常はタクシー、CAT(City Airport Train)、空港バス、国鉄S-Bahn(S7)のどれかでしょうか。
ウィーン空港から国鉄を使う時の注意 も参照して下さい。
国鉄S7を使うのが一番安く移動できますが、時間によってはICEが走っています。
ICE(Intercity-Express)はヨーロッパの高速列車で、1991年にハンブルク~ミュンヘン間で運行が開始され、オーストリアでは1998年5月よりハンブルク~ウィーン間を直通
約9時間で結んでいます。
このICEがだいたい2時間に1本という割合でウィーン国際空港~Wien Hauptbahnhof 間を走っています。
Wien Hauptbahnhof (ウィーン中央駅)は地下鉄1号線のSüdtirolerplatzと結ばれていて、ウィーン中心のKarlsplatzからたった2つです。
ICEだと別料金になるような気がしますが、S7を利用するのと全く同じ条件で、つまり
ウィーン市のチケットを持っていれば2.20ユーロで移動できます。
しかも途中駅は停まらず16分で行きますからCATと同じですね。
上の写真はウィーン中央駅15:15発のICEで、ウィーン国際空港に行った時のものです。
車内はほとんど人が乗っていませんでした。
右下の写真はウィーン国際空港に着いた時です。
ウィーンHauptbahhofから乗ればウィーン国際空港が終点ですが、逆にウィーン国際空港からこのICEに乗った場合はたいていドイツのフランクフルトやドルトムント行きだと思います。
地元ではもうかなり知られていますが、まだまだ旅行者には浸透していません。
でも時間さえ合えば快適に利用できます。
ちなみにハンブルクとコペンハーゲンを結ぶ電車がフェリーの中に入る渡り鳥コースもICEです。