まだ暑くなる前の5月に路面電車の貸切を話題にしましたが、日本からのパッケージツアーでのウィーン観光には路面電車を貸切ってリンクを一周することが含まれていることがあります。
個人でもチャーターできますが、料金が高いですからある意味では団体ツアーならではの
特権でもありますね。
私達だけのためにウィーン市交通局が路面電車を用意してくれて、日常生活で市民の足となっている路面電車といっしょにリンク道路を走るわけです。
最近また路面電車の貸切で皆様にリンク道路を御案内しました。
前回にはローフロアータイプの路面電車が来て、Schwedenplatzからの出発でしたが、
今回は古いタイプのウィーンらしい路面電車が来て、Karlsplatzからの出発でした。
このタイプの路面電車もウィーンではまだまだ活躍しています。
路面電車にはもちろん系統番号は示されてはなく、真っ白になっています。
"SONDERZUG"と前面に表示されていて、直訳すれば特別車両とか臨時車両なんて意味になります。
オットー・ヴァーグナーの有名な駅舎があるカールスプラッツから乗車しました。
そこからSchwarzenbergplatzを経由してリンク道路に入りました。
皆さんはイヤホンガイドをつけていますので、路面電車で走りながら私の、リンク道路の様々な建造物や歴史的背景などの説明を聞いて頂きながら、時計回りでリンクを1周して、またKarlsplatzに戻って来ました。
車内風景は貸切ですから私達以外はいません。
右下の写真は国会議事堂の前を走っています。車窓からギリシャ神殿が見えています。
こような企画はウィーンの市内観光に素敵なアクセントをつけてくれます。
個人的に路面電車に乗りたいけど、ちょっと自信がないわ・・・という方もきっと多いと
思います。
ツアーで組み込まれていれば不安なく乗ることができますね。