昨日9月22日は"Rasen am Ring 2015" (ラーゼン・アム・リンク)という毎年この日恒例のイヴェントがありました。
一昨年2013年9月22日のRasen am Ringを、去年の2014年9月22日のRasen am Ring
もテーマにしたのでもう一年経ってしまったのか・・・という感じです。
今年で9回目を迎えたこのRasen am Ringは、ウィーンの有名なリンク道路上に芝生を置いて、車を排除しピクニック感覚で歩行者天国を楽しもう・・・というものです。
リンク道路の一番美しく荘厳な建造物が建ち並ぶ国立オペラ座~ウィーン大学まで車を完全に通行止めにして、12:00~19:00までリンク道路が開放されました。
Autofreie Stadt・・・車がない街をテーマにしています。
車排除・・・車は全てのオーストリア人にとって税金、生活の質、健康に影響することで、
環境的にもよくない・・・そこで都会の真ん中に緑・・・芝生・・・というわけです。
"Ring frei für mehr Lebensqualität"・・・より良い生活のクオリティーのためのリンク道路の開放ということです。
右上の写真はリンク道路の真ん中にいます。
車が全く走っていません。普段のウィーンでは想像できません。
2007年9月22日に始まったこのイベントは、国際カー・フリー・デーに関連したもので、「車を使わない生活を考える」という目的で、その一環で行われているものです。
車を締め出すことが重要なので、ウィーン市民の足である路面電車は写真で見られるように通常通り走っています。
ただ線路の領域に柵があるわけではありませんから、この区間に関してはいつもよりは遅く
走っているようでした。
写真で見て頂けるようように本当の芝生です。
ずっと奥にマリア・テレジア像が見えますね。
昨日私は午前中の仕事が終わって、午後の仕事まで少し時間がありましたので、少しのんびりとRasen am Ringを楽しみました。
デッキチェアもたくさん用意され、私も少しくつろぎました。
右下の写真はデッキチェアからの目線です。
毎日のように皆様にバスで御案内するウィーンの有名なリンク道路には一台の車もなく、
さらに芝生が敷かれてとても贅沢な気持ちになりました。
ウィーンの街の生活のクオリティーの高さを感じます。