難民問題でもウィーンも生活や観光には全く問題ありません、ウィーン西駅の難民状況、
難民問題 その後と状況をお知らせしてますが、難民問題はかなり流動的になっています。
新ルート行き止まりとなり、予想以上の難民がクロアチアに押し寄せたことで、クロアチアはハンガリーとの同意もなく、電車でハンガリー国境にクロアチアの警官も乗せて難民を輸送しました。
そのことからクロアチアとハンガリーの関係はちょっとギクシャクしているようです。
ハンガリーがセルビアとの国境を強化して以来、難民達はクロアチアへとルートを変えています。
オーストリアでは新たに難民が多くなっています。
何回も触れていますが、ほとんどの難民の目指す所はドイツです。
オーストリアのNickelsdorfやHeiligenkreuz(ウィーンの森のハイリゲンクロイツではありません)では、先週の金曜日から土曜日の夜に数千人の難民がオーストリアに入りました。
彼らは戦い尽くした様子で、しかしゴールのドイツがすぐそばにあることでむしろ幸福に見えたということです。
赤十字が難民をケアーし、なるべく早くバスでウィーンやグラーツ、ザルツブルク、Oberösterreich やKärntenへ送られました。
赤十字によると、難民の一時収容所の数や輸送が限界に近づいているということです。
土曜日の朝8:30頃までに6.700の難民の数になりました。土曜日の14:00に2.500人の難民が特別車両でハンガリーとオーストリアの国境であるハンガリー側のHegyeshalomに到着し、そこから彼らは歩いて国境を渡りオーストリアに入りました。
土曜日の午後は350の難民がスロヴェニアからシュタイヤーマルク州に歩いて入りました。
オーストリア警察によれば、昨日の日曜日には10.000人以上の難民がNickelsdorfの国境に到着したということです。
しかし、その後状況は緩和し昨日21:45頃には約1.000人に減りました。
これを受けてオーストリア内務省は難民達をクロアチアやスロヴェニアへ送り返す方針を打ち出しています。ここ10日間でオーストリア当局は90.000の新たな難民を登録し、(これはこのオーストリアで難民申請したということではありません)昨日の日曜日を含めここ2週間で100.000の難民がオーストリアを通過したと見られています。
しかしその中でオーストリアに難民申請をしたのはわずか5.000です。
何度も書いてますが、彼らのゴールはドイツです。
オーストリア政府の見解は、難民達はドイツを目指しているため、オーストリアはゴールに近い一時的な通過点ということです。
昨日も全日でウィーンの市内観光をしましたが、何の問題もなく平和なウィーンです。
西駅や中央駅界隈もオーストリア当局がしっかり管理しているため全く問題はありません。
