ウィーンで"カフェハウス"と言えば、100年以上も営業している伝統的なカフェハウスを
まず思い浮かべると思います。ウィーンには様々な伝統名物カフェがあります。
しかし、今日話題にするカフェは"カフェ"という感覚では最初にはおそらくすぐには思いつかないカフェです。
それは美術史博物館のカフェ・レストランです。
美術史博物館は質から言ってヨーロッパ3大美術館のひとつに数えられ、15世紀~18世紀に限られた絵画史上重要な作品が目白押しに並んでいます。
この美術史博物館に内部空間もとても素敵で、入口から入った瞬間に世界が変わります。
"絵画"に興味がない方でもここは雰囲気を楽しむだけでもいいので行くべきだと思います。
美術史博物館の入口に入ってすぐ上を見上げると丸い吹き抜け空間が目に飛び込んできます。
その空間の上はこの写真で見られるようなカフェ・レストランになっています。
私は仕事で頻繁に訪れるこの美術史博物館ですが、昨日も行きました。
仕事以外でも時間が少しあればここに来ます。
ここは以前、老舗Gerstnerが入っていましたが、現在では"GOURMET"が味、質も維持しながら営業しています。
GOURMETはVIVATIS Holding AGに属し、ウィーンではラートハウスケラー、Österreicher im MAK、
Café Schwarzenbergも同じ系列です。
※MAKには2015年12月17日より”Salonplafond"というレストランが新しくオープンし ていてこの系列ではなくなりました。
美術館で疲れたら、ちょっとここに腰を下ろしてメランジェでも飲みたいですね。
いや、ここは入場料が必然的にかかりますがお茶だけしに来たっていいと思います。
こんな素晴らしいルネッサンス様式の装飾空間の中でのんびりできる・・・これは街中の有名なカフェでも経験できないものです。
ここは、ゲルストナー時代から地元で知られている、毎週木曜日18:30~22:00までのグルメディナーや、毎週日曜日の11:30~14:00日曜日ランチもちゃんと引き継いでくれています。ただ・・・
ランチは残念ながら2015年9月6日を最後としてなくなりました。
その代り、朝食が提供されるということです。
入場料はもちろんかかりますが、ディナーに合わせて美術館を見学するのもいいですね。
事前予約をした方がいいと思います。
http://www.khm.at/entdecken/angebote/cafe-restaurant/
この名画が詰まっている素晴らしい美術史博物館のカフェ・レストランはお勧めです!