ウィーンによく見られるこの時期の花119 (フウロソウ属)

今週8月17日の月曜日から20℃近くも気温が下がり、猛暑日から一挙に肌寒い日中となりました。真夏の様子から一転して、長袖を着ている人が多くいます。

ウィーンの森の緑も少しずつですが、緑だけではなくなってきています。

 

さて、今日は去年5月の終わりに市立公園で咲いていて話題にした花を紹介します。

 

こちらはドイツ語でStorchschnabel

(シュトルヒシュナ-ベル)、

学名ではGeranium,日本語ではフウロソウ属です。

 

フウロソウ科のフウロソウ属で、多年性の草木植物です。

 

フウロソウ属は種類が多く、

430種類ぐらいあるそうです。

遅くとも16世紀ぐらいから栽培が始められ、18世紀終わりには

バルコニーなどに飾られるポピュラーな花になり、そして現在では庭や公園に数えきれない程見ることができます。

 


 

ラテン語のGeraniumは、ギリシャ語の「geranos(鶴)」に由来するそうです。

ドイツ語ではStorch(コウノトリ)、Schnabel (くちばし)で、花が咲いてる姿ではなぜこの名前になったのかわかりませんが、実は、長いくちばしのように見えることから、

果実を鶴のくちばしにたとえたもの・・・ということです。

 

開花時期は5月中旬~9月で、特に初夏から初秋にかけて多く咲き、ほぼ大陸全域で見られ、中央ヨーロッパでは野生で見られるのは16種あるそうで、日本種のものもあります。

 

花弁は5枚で、葉は切れ込みが入っています。花の色も様々で、紫、薄紫、薄いピンク、

赤、濃い青などがあります。

 

写真のものは直径2cmぐらいで、高さは20cmぐらいでしょうか。

 

2015年8月8日16:00頃ウィーンの森マイヤーリンクで撮影したものです。

ちなみに数日前にこのマイヤーリンクに行った時にもまだまだたくさん咲いていました。


 

 

 

 

 

 

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