今年の夏は猛暑日が多いウィーンです。
日本と違って湿度は低いので不快感はあまり感じませんが、30℃を超えた時の日差しは
日本よりも相当強いです。
そんな強い日差しの中でもこの時期にいつも見ることができるたくさんの白い花について
少し書きたいと思います。
こちらはドイツ語でJapanischer Schnurbaum (ヤパーニシャー・シュヌーアバウム)、学名ではSophora japonica (Styphnolobium japonicum)、日本語ではエンジュです。
マメ科 マメ亜科 、エンジュ属(クララ属)で、落葉性高木です。
原産は中国ですが、日本や韓国に多く見られますが他の地域でも栽培されています。
日本へは仏教伝来と共にやって来たとされていますので歴史がありますね。
開花時期は7月~8月で、
高さは25mぐらい、
直径70cmぐらいの大木になります。
花の色はクリーム色的白で、
遠くから見ると黄緑っぽく見えることも多いです。
蝶のような形の花が30cmぐらいの長さの円錐状にたくさん
咲きます。
花の直径は1cm~1.5cmぐらいです。
10月ぐらいまでにはたくさんのエンドウ豆のような豆果を見ることができます。
大気汚染にも強いため、好んで街路樹や公園に多く植えられていますが、逆に民家の庭にはあまり見ることができません。
写真はシェーンブルン宮殿に近い公園で、2015年7月31日8:15頃撮影したものです。
エンジュの木の下にはたくさんの散った花が見られると思います。
ウィーンの街にこの時期本当に多く見られる花です。