猛暑日が続いているウィーンですが、湿気が少ないので日本のようなジト~っとした不快感はありません。
しかし、日差しは日本よりも強いのでまた違った暑さです。
こちらは習慣的にクーラーなどはまず普通の家には設置されていませんし、また体には良くないと思っている人も大変多く、地下鉄でも外からの風を嫌う人も結構います。
そんな暑い時には風が通る木陰に行くと暑さを凌げます。
木陰と言えばリンク道路沿いの公園などがすぐに思い出さられるわけですが、個人的に
ベルヴェデーレ宮殿横の植物庭園 (Botanischer Garten)によく行きます。
今日はそこに咲いていたかなり大きな花です。
こちらはドイツ語で
Herrlicher Lossstrauch、
学名では
Clerodendrum bungei、
日本語ではボタンクサギが
一般的ですが、クレロデンドルム・ブンゲイと学名の
カタカナ読みもあります。
クマツヅラ科(シソ科),クサギ属の落葉低木で、クサギ属としては300種類ぐらいはあるそうです。
原産は中国南部からインド
北部です。
開花時期は7月~8月で、高さは1m~2mぐらいです。
花の色はピンク(薄い紫色)ですが、左の写真に見られるように花が開く前だと濃いピンク色です。
大きさは直径で1cm~1.5cmぐらいでしょうか。
小さな花がたくさん集まって、全体的に大きな手まり状です。
遠くから見るとアジサイのように見えるような気がします。
繁栄力があり、地下茎で広がるので、最初の写真のように全体的にはとても大きく見え、
この写真のものは全体の直径が10mぐらいはあるのではないでしょうか。
2015年7月21日 11:45ぐらいに撮影したものです。