うちはほぼ100%日本食で、お米は必需品です。
ひとつのツアーでの全日観光の場合はグループの皆様とレストランで昼食をすることになるわけですが、メインが圧倒的にウィンナーシュニッツェルであることが多いわけです。
こちらがレストラン側に何も言わなければグループの皆様が食べる昼食と同じ物が出てきますので、例えば毎日シュニッツェルを食べるなんてことになるわけですね。(笑)
シュニッツェルはおいしいですし、家でも定期的に作りますが、毎日は無理です・・・。
そのため別の物を注文し、その時にも可能であればお米をつけてもらいます。
しかし朝は忙しいですから軽くパンで済ませることが多いわけですが、その時によく利用するのがAnker (アンカー)というオーストリアの至る所にあるパン屋さんです。
ここには何種類かの朝食がありますが、そのひとつを取り上げてみたいと思います。
これは地元で有名で、たいていのカフェで提供されているWiener Frühstück
(ヴィーナー・
フリューシュトゥック)です。
ウィーンの朝食という意味で
Kipferl(キプフェルル)という日本的に言えばいわゆる
クロワッサン2つにメランジェのセットです。
三日月フォームのパン自体を基本的に"Kipferl" (キプフェルル)と呼ばれています。
この写真のクロワッサンは生地がちょっと普通のクロワッサンとは違うもので、
Laugencroissant" (ラウゲンクロワッサン)といいます。
私個人的には普通のクロワッサンよりもこちらの方が好きで、ちょっと焦げ目のような表面が特徴で、中はそんなにフワフワではありません。
バターとジャムがつきますが、こちらでは"ジャム"とは絶対に言いません。
日本でマーマレードと言えば、柑橘類がベースになっていますが、こちらではジャム状の
ものは全てMarmelade (マルメラーデ)と呼びます。
このKipferlにバターとマルメラーデの組み合わせがよく合います。
アンカーではイチゴ、ブルーベリー、あんず、さくらんぼのマルメラーデを選べます。
私はたいていメランジェを頼みますが、ホットチョコやカフェラッテ、紅茶でもOKです。
朝食を軽く、しかもちょっと甘い路線で行きたい時にはこれですね!