ウィーンによく見られるこの時期の花 116 (フサフジウツギ)

前回のウィーンによく見られるこの時期の花115ではノウゼンカズラについ書きましたが、

今回もこの時期ある意味では定番の花で、例年通りまた話題にしたいと思います。


こちらはドイツ語でSommerflieder

    (ゾンマーフリーダー) とか、Schmetterlingsstrauch

(シュメッターリングスシュトラウホ)とか呼ばれています。

 

学名ではBuddleja davidii

日本語ではフサフジウツギです。

フジウツギ科でフジウツギ属です。

フジウツギ属は世界には約100種ほどあるそうです。

"ゾンマーフリーダー"を日本語にして

夏ライラックなんていう名になりそうです。

でも春に咲くウィーンでもたくさん見られるライラックとは違いますが、よく似ています。

ウィーンによく見られるこの時期の花100(ライラック)も見て下さい。

 

 

 

原産は東アジア(おそらく中国)で、日本には明治時代にヨーロッパで改良されたものが入って来たそうです。

 

高さは4mぐらいまでで、開花時期は7月~9月です。

薄い紫色が非常にポピュラーですが、赤っぽいものやまれに白もあります。



ひとつひとつの花は1cmぐらいで、全体で円錐状に密集して咲き、長さは10cm~30cmぐらいで、先が垂れ下がったように咲いています。


写真のフサフジウツギは2015年7月9日 8:15頃、ウィーン西駅近くのGürtelに咲いてたものです。

こちらではZierpflantze (観賞用)として、庭や公園などに多く見られます。






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