ホッホシュトラールブルンネン (Hochstrahlbrunnen)

春から突然夏の暑さにもなるウィーンで、30℃を超えると日陰に避難したくなります。

ここ毎日35℃を越えていて、暑い日が続いています。

こちらの日差しは日本よりも強いですが、湿気が少ない気候ですから直射日光の下と比べると日陰はずっと涼しく感じますし、建物の間をさわやかな風が吹き抜けて行きます。

街中のカフェなどでは、ミストが吹き付けてきますし、ケルントナー通りに植えられている

木にもミストが取り付けられています。

 

でも本当に暑い時には噴水のそばに行くのもいいですね。

個人的にはベルヴェデーレ宮殿のKaskadenbrunnenも好きですが、この噴水はベルヴェデーレ宮殿の庭園に行かないと見ることができません。

今日話題にする噴水は、観光でほぼ毎回皆様にバスの中から御案内しています。

 

この写真はSchwarzenbergplatzという細長い大きな広場で、ここは場所的に頻繁に観光中にバスで通りますが、ずっと奥に見られる噴水がありますね。この噴水は

"Hochstrahlbrunnen"

(ホッホシュトラールブルンネン)

という名で、直訳すれば高く吹き出す噴水なんて意味でしょうか。

冬時間の時は止められますが、

夏時間の間は清掃やメンテナンスを

除いていつも豊かな水が噴き出しています。

 

この噴水はウィーンの街にアルプス山脈の湧水が上水道として引かれた記念として(第1次ウィーン高地湧水水道管)1873年10月24日に皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の立会いのもと、スイッチが入れられて噴き出しました。

工事期間は約4ヶ月でした。

 

この水道管工事を担当した会社のAnton Gabrielliがこの噴水を

作る提唱をしました。

その後、オスカー・マルモレックによってライトアップ効果が設置され、1906年6月23日から夜は色々な色に変化するライトアップ効果が見られるようになりました。

 

ウィーンの水道水も参照して下さい。

 

噴水の中には365個の小さな噴水がさらに設置されていて、これは一年の日を表します。

脇にある6個の噴水と真ん中の大きな噴水計7つは1週間を表します。

大きく吹き出す噴水は12箇所で、これは1年の月数を表します。

さらに24個の1日の時間を表す噴水と30の1ヶ月の日数を表す噴水を見ることができます。

 

暑い時にはこの噴水の水しぶきはとても気持ちがいいですよ!

 

 

 

 

 

 

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