映画「第三の男」は今見ても十分おもしろい映画で、ウィーンの街が万華鏡のように登場
します。
映画のそれぞれのシーンが撮影された場所もかなり特定することができ、映画を知っていて
その場所にいると特別の想いが込み上げてきます。
映画と真っ先に結びつくウィーンのシーンと言えば、ラストシーンの並木道とプラター公園の大観覧車でしょうか。
これらは映画のシンボル的存在とも言えます。
1周するだけで9ユーロとちょっと高いのですが、大観覧車に乗るとウィーンの素晴らしい
眺めが楽しめます。
この大観覧車の本来のゴンドラスペースを広告として利用することがよくあります。
だいぶ前に車が回っている大観覧車を紹介しました。
今回は車ではありません。
右の写真を見て下さい。何だかわかりますか?
ゴンドラの所に、ゴンドラとは違う物があります。
大観覧車は高さ65mまで上がり、
途中で止まりながら15分ぐらいかけてゆっくり1周します。
遠くから見てたまたま気づけば
何か変な物があるぞ・・・ということがわかりますが、気付かない場合もあるでしょう。
これはジュースの瓶でした。
地元では誰もが知っている
"Pago" (パーゴ)という
果汁100%のジュースです。
ちょっと小ぶりで緑色の瓶という
定番な形で観覧車に取り付けられて
います。
前回の車と違ってこの瓶には乗ることはできません。
遠くから見てもおもしろいですが、
近くで見てもおもしろいです。