ウィーンで有名な市場と言えば観光ポイントにもなっているナッシュマルクトでしょうか。
ここは国立オペラ座から近いこともあり、団体ツアーでも寄ることがあります。
野菜や肉だけでなく、香辛料、アジア系食料品店、ワイン、花屋、レストランなども多く、ここをぶらぶら歩くついでに食事をする方も多いと思います。
当初は旧市街地のFreyungに市場があり、Aschenmarkt(アッシェンマルクト)と呼ばれ、果物や野菜を売っていました。1780年、当時まだ河川工事が行われていなかったウィーン川の右岸
(カールス教会側)に、農家の市場のような形で乳製品などが多く売られていました。
オフィシャルには「Kärntnertor Markt・・・ケルントナートーアマルクト」と呼ばれ、Wiedner Hauptstraße、Resselgasse、Operngasse,Treitlstraßeの4領域にあり、現在のカールス広場辺りに位置していました。
1905年に現在の場所に移ったわけです。
ここに移ってから110年経過しているため、水回りが老朽化していることから数年前から
少しずつ新しくするための工事が行われてます。
でもこの写真で見られるようにちゃんと営業してます。
最初の写真はまるで工事なんか関係ないという雰囲気で皆さんがくつろいでいたり、歩いていたりしていますが、ここと並行している通りでは御覧のように大変な工事現場です。
ナッシュマルクトの広さは2.3ヘクタールもあり、長さ約600mです。
御覧のように下水道部分を新しくしています。ここは全く通ることができません。
通りの幅が狭いため、大型作業者などは入れませんから大変ですね。
配管などがたくさん見えています。
この工事は予定では今年終了することになっています。