ウィーンによく見られるこの時期の花 114 (モクゲンジ)

夏至が過ぎてしまい、これから日が短くなっていくことを考えると寂しい気がします。

この時期ウィーンの街中ではかなり多くの所で見られる黄色い花をつけたかなり高い木が

印象的です。






ドイツ語ではBlasenesche(ブラーゼンエッシェ)、学名でKoelreuteria paniculata、

日本語ではモクゲンジです。

ムクロジ科のモクゲンジ属で、落葉高木です。


原産は南東アジアで、おそらく中国かもしれませんが、日本でも日本海側に見られます。

背丈も高く、黄色い花をたくさん咲かせるので、遠くから見てもハッキリわかります。





 

開花時期は6月中旬~7月で、花は1cmぐらいの幅で50cmぐらいの円錐状に黄色い花を

たくさんつけます。葉は20~35cmぐらいでしょうか。


花が咲いた後には、袋のような実がたくさん見られます。

 

モクゲンジは中央ヨーロッパに1750年に原産地から入って来ました。

本来暖かい気候に適しているにも関わらず、こちらヨーロッパの冬にも十分耐えられます。

 

ムクロジ科は2000種類以上あるようですが、このモクゲンジだけが唯一中央ヨーロッパで

観賞用として用いられています。

 

写真は全てウィーンの市立公園に咲いていたもので、4つの異なったモクゲンジを

ここに掲載しました。

だいぶ前の2015年6月9日の12:00頃の撮影したものですが、ウィーンでは至る所でまだ

このモクゲンジは咲いています。

 

 

 

 

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