ウィーンはかつての帝国の都であり、ハプスブルグ家時代は多民族国家でもあったので、
今でもかなりの外国人が住んでいます。
一言で外国人と言っても様々な立場の人がいるわけですが、その中でここ最近の傾向として
オーストリア以外のEU諸国や、スイスに拠点を置く企業が、このオーストリアに自分たちの社員を多く出張させているようです。
そこで、どのEU諸国からどのくらいの数の社員がこのオーストリアに派遣されているかの
統計を見たいと思います。
※SPÖ (オーストリア社会民主党)によるデータより
EU諸国 |
2013年 | 2014年 |
上昇率 |
1.ハンガリー |
24.624 | 30.722 |
+25% |
2.ドイツ | 27.403 | 28.897 | +5% |
3.スロヴェニア | 14.638 | 22.088 | +51% |
4.スロヴァキア | 6.902 | 9.971 | +44% |
5.ポーランド | 4.800 | 5.611 | +17% |
6.チェコ | 4.242 | 5.046 | +19% |
7.イタリア | 2.311 | 3.538 | +53% |
8.イギリス | 693 | 1.869 | +170% |
9.ポルトガル | 1.478 | 1.501 | +2% |
10.ルーマニア | 472 | 1.313 | +178% |
11.クロアチア | 428 | 990 | +131% |
合計 | 90.406 | 113.546 | +26% |
これは11位までのデータで、全ての国ではないので合計数が違っています。
2013年から比べると2014年は全ての国が上昇しています。
特にイギリス、ルーマニア、クロアチアなどから多くの人が来ています。
物価がまだ安いルーマニアやクロアチアが少しずつ豊かになってきているとも言えるでしょうか。
基本はオーストリアに隣接している国からが一番多いですね。
特にハンガリー、ドイツ、スロヴェニアが圧倒的です。
生活をしていると、街中で母国語ではないドイツ語・・・つまりここで生まれた人が
話すドイツ語ではなく、すぐに外国人とわかるアクセントを持つドイツ語を話す人が多く
働いているのがわかります。
EU諸国出身者のウィーン在住人数やウィーン市の人口統計なども参考にして下さい。