昨日の6月20日は毎年恒例のRegenbogenparade(虹のパレード、レインボーパレード)が行われました。
このパレードは一種のデモであり、今年で20回目を迎えた有名なイヴェントです。
参加者は同性愛者中心で、言ってみればホモとレズのパレードです。
昨日は全日で仕事をしていましたが、早くからリンク道路が封鎖されて準備が始まっていました。そうなんです・・・このイヴェントはリンク道路を同性愛者がパレードするという
もので、このイヴェントが行われる時にウィーンに来られると午後はリンク道路をバスや、
路面電車では観光できないという状態になります。
その雰囲気を見て頂くため、今日は多くの画像を掲載します。
同性愛者の権利を主張するこのReganbogenparade (レインボーパレード)は
1996年6月29日が1回目で、今年が記念すべき20回目ということになります。
御覧のように市庁舎がメイン会場となり、たくさんの人が集まっています。
パレードの先頭には警察が先導しています。
その直後はバイク族です。
2004年からはウィーン市もこのレインボーパレードに協力しています。
路面電車も一時的にルートが変わり、路面電車自らトレードマークのレインボーです。
路面電車の周りにはウィーン市交通局の係りがロープで安全を確保しています。
もちろん路面電車もパレードと同じくゆっくり進んでいます。
係りは同性愛者ではないと思いますが・・・。
私も仕事が終わって帰る途中にリンク道路のかつての証券取引所界隈からしばらく見物してました。写真の中に所々登場する茶色い建物がかつての証券取引所です。
とにかく賑やかで、皆さん陽気です!
ディズニーランドのエレクトリカルパレードのように次々とグループごとに登場し、
大型トラックの上で踊る人々や、好き勝手に歩く人、またこの右上の写真のように全員が
ペダルを漕いで動かしているユニークな車まで様々です。
毎年10万人以上が参加すると言われるこのイヴェントですが、いる人が全て同性愛者かというとそうではなく、一般人も一緒になってかなり歩いていることがわかります。
同性愛者にとって、これは一番重要なイヴェントでしょうか。
芸術・文化の水準が高いウィーンの街でも人間が住んでいる街です。