こちらは日差しがとても強いので、気温が20℃ぐらいでも太陽の下にいるととても暑く
感じます。この5月の時期は日中28℃ぐらいになる夏のような日もあれば、そんな暑い日が続くと、また気温が下がり、雲が多い日が続く・・・こんなジグザグ気温です。
今日はオーストリアの至る所に見られるこの時期の白い花です。
これはドイツ語でRobinie (ロビーニエ)、学名ではRobinia pseudoacacia、
日本語ではニセアカシアです。ハリエンジュとも呼ばれているでしょうか。
マメ科のハリエンジュ属で、落葉高木です。
原産は北アメリカ東部で、日本には明治5年に渡来しました。
ヨーロッパを始め、色々な所に
移植されて野生化しているものも
多く見られます。
高さは25mぐらいになり、
開花時期は5月~6月です。
白い花がとにかくたくさん
ぶら下がっていて、フジのように見えます。
花全体の大きさは15cm~20cmぐらいでしょうか。ひとつの花は2cmぐらいで
いい香りを放ちます。
葉は3cmぐらいの大きさで、楕円形をしていて、鳥の羽のように左右にいくつも並んでいるので、花が咲いてなくてもそれとわかります。
花が咲いた後に、5つぶほどの豆が入った5cm~15cmぐらいの長さの鞘(さや)がぶらさがっているのが見えます。上の写真でよく見ると茶色いさやがいくつも見えますが、
これは去年のさやです。
ニセアカシアはウィーンを始め、オーストリアの色々な所で見ることができ、街路樹として
植えられていたり、山地で野生化しているものもたくさんあります。
写真は全て2015年5月16日 13:15分頃、市立公園で咲いてたものです。