今日5月14日はキリスト昇天で休日です。
復活祭の日曜日から数えて40日目にあたります。
今年の復活祭前の時期はウィーンは雨が多く降りました。
ウィーンで生活をしていると実際には雨がどのくらい降るんだろう・・・ということはあまり意識していませんが、ただ仕事に行く時にどのくらい頻繁に傘を持って行くかというと
傘を持って行く回数の方が遥かに少ないはずです。
3月28日付のこちらの新聞"DER STANDARD"にオーストリア全域に渡っての年間平均降水量の興味深いデータが掲載されていました。
ZAMG (Zentralanstalt für Meteorologie und Geodynamik)・・・いわゆる気象庁が
オーストリア165箇所の観測ポイントから観測したデータで、1980年~2010年の30年間の年間平均降水量のデータです。
※DER STANDARD より
http://derstandard.at/r2000005815615/Die-Karte
オーストリアの主な場所
|
年間平均降水量
|
Rudolfshütte (Uttendorf,Salzburg) | 2.403 mm |
Schröcken (Vorarlberg) | 2.224 mm |
Bad Ischl (ザルツカンマーグート Oberösterreich) | 1.781 mm |
Bad Ausee (ザルツカンマーグート Steiermark) | 1.565 mm |
St.Wolfgang (ザルツカンマーグート Oberösterreich) | 1.467 mm |
ザルツブルク空港 (Salzburg) | 1.195 mm |
Pörtschach am Wörthersee (Kärnten) | 923 mm |
インスブルック大学 (Tirol) | 911 mm |
グラーツ大学 (Steiermark) | 885 mm |
アイゼンシュタット (Burgenland) | 758 mm |
バーデン (Niederösterreich) | 666 mm |
ウィーン Hohe Warte | 651 mm |
クレムス(Niederösterreich) | 551 mm |
中々興味深い統計です。
一番降水量が多い所はオーストリアアルプスホーエタウエルン国立公園にあるUttendorf、一番少ない場所は北東の国境にあるHohenauで463mmです。
オーストリアの東側は雨が少なく、逆に西側のザルツブルク州やフォアアルルベルク州の
アルプス界隈が多くの降水量があります。
そういう意味ではウィーンは降水量が少ないと言えるわけですね。
ちなみにザルツブルクは雨が多いことで有名です。