4月もあっという間に最後の日になってしまいました。
4月の最後なのでもう一度花を話題にしたいと思います。
先日Raritätenbörseに行った時に咲いていたサクラを紹介したいと思います。
サクラと言っても、一般的に思い出されるあの桜とはだいぶ雰囲気が違います。
ウィーンは色々な所に桜が見られます。この時期散っている桜もありますが、まだまだ
たくさん咲いている桜も見られます。
また先日桜の森まつりも少し話題にしました。
この写真ではわかりにくいですが、
白い花がたくさんぶら下がったように
咲いています。
これはドイツ語で
Gewöhnliche Traubenkirsche
(ゲヴェーンリヒェ
トラウベンキルシェ)、
学名ではPrunus padus,日本語では
エゾノウワミズザクラです。
漢字で書くと"蝦夷の上溝桜" です。
落葉性の低木でバラ科のサクラ属で、もちろんサクラの一種です。
高さは10m~15mぐらいで、
標高1600mぐらいまでで、ほぼ
ヨーロッパ全域で見られますが、
北アジアや東アジア、また日本でも
見られるようで、最近青森県で発見されたそうです。
開花時期は4月~5月で、枝先にブラシのように20~40のたくさんの白い花をつけます。
花弁は5枚で、2cmぐらいの大きさでしょうか。
花の真ん中は緑色をしています。
葉は卵のような形をしていて、互い違いに生えます。長さは5cm~9cmぐらいで、
幅は3cm~7cmぐらいでしょうか。
公園や街路樹に見ることができます。ここで紹介したエゾノウワミズザクラは
2015年4月18日 17:00ぐらいに撮影したものです。