昨日4月23日はKirschenhainfest (キルシェンハインフェスト)・・・桜の森まつりが
開かれました。
この桜の森まつりは今年で14年目を迎え、過去3回雨で中止になっているので、今年は
11回目ということになります。地元でもラジオで宣伝されるぐらいかなり知られた
イヴェントとなっています。
私もこのイヴェントは自分の子供が出演することもあり、毎年楽しみにしています。
今年は開始13時頃に若干雨がぱらつきましたが、その後天気も回復し、太陽も照り付け、
むしろ暑いぐらいでした。
ウィーン市21区、ウィーン市森林局、日本大使館の主催によるもので、ドナウインゼルという人口の島の一角で毎年この時期に行われます。
この桜の森はウィーン森林局と芸術家グループto the woodsによって2002年に造られました。
日本から1996年に寄贈された1000本の桜の最後の150本が植えられています。
最初の桜のまつりが2002年4月30日でした。
一番上の左の写真ではドナウ河が手前に見えていて、奥には有名なカーレンベルクとレオポルズベルクを見ることができます。
この写真でドナウ河の左岸の野原のようになっている所が桜の森です。
桜は野生や園芸品種を合わせて世界には400種類以上あると言われ、ここに植えられている桜の種類はカンザン(セキヤマとも呼ばれる)です。
上の写真ではちょうど咲いている桜を見ることができます。
いくつかのテントやブースが出ていて、日本文化に触れることができます。
例えば折り紙、書道、囲碁、将棋、弓道、茶道、金魚すくいなどを経験することができ、
おもちを焼いたり、凧揚げなども行われていたり、日本の春の歌や琴も演奏されます。
ウィーンに住んでいる日本人も多く来ていましたが、それ以上に地元の人達が多く、
日本文化を興味を持って楽しんで体験しようという空気が感じられました。
ここには日本で見るような大きな桜が咲いてるわけではありません。
上の写真で見られるようなまだまだ背丈の低い桜ばかりですが、ドナウ河とウィーンの森が眺められる、ちょっと風光明媚なこの緑豊かな空間でのまさにこちら流の花見です。