ウィーンのリンク道路の並木も日に日に緑をつけています。
日照時間も長くなり、日中は夏の雰囲気です。
このぐらい暖かくなると、あらゆる花がいっせいに咲き始め、街の雰囲気がガラッと変わります。
やっぱりこの市立公園一角にあるモクレンは一見の価値があるので、今年も去年に引き続き取りあげたいと思います。
ドイツ語ではMagnolie
(マグノーリエ)
学名ではMagnoliaです。
モクレン科のモクレン属です。
モクレンはたくさんの種類がありますが、これはおそらく
ドイツ語でTulpen-Magnolie,
学名でMagnolia x soulangiana、
日本語ではマグノリア・スーランジアナです。
マグノーリア・スーランジアナは、中国産のハクモクレン
(Magnolia denudata)と東アジア産のモクレン(Magnolia liliiflora)交配種で、1820年に生まれました。
開花時期は4月~5月で、花の色は前述した両種の中間色のピンクが基本ですが、白が強かったり、逆に紫が強いものまであり様々です。
葉は12cm~20cmぐらいの長さで幅6cmぐらいと大きめです。
高さは6mを超えるものもあり、これだけ大きいものは花が咲くと行き交人々を立ち止まらせて圧倒します。
実際にこのモクレンの写真を撮ってる人を何人も見かけました。
去年2014年3月31日付のウィーンによく見られるこの時期の花50のこの同じモクレンは
2014年3月20日に撮影したものでした。
今年は満開になったのは去年と比べてちょっと遅いようです。
撮影は2015年4月13日の12:00頃です。
モクレンはこちらでは観賞用として非常に人気があり、庭などに多く植えられています。
残念ながら現在このモクレンはすでに花が散っています。