ウィーンには、昔からあって地元の人に支えられていながらも、観光の皆さんにも有名になっているお店がたくさんあります。
カフェとかケーキ屋さん、チョコレートの専門店なんかがいい例だと思います。
そんな店のひとつであり、日本でも知られているウエハースのお店についてです。
地元では知らない人はまずいないと
思われる"Manner"(マンナー)です。
Mannerはウエハースで有名な地元の
老舗で1890年Josef Mannerが当時
"Shocoladenfabrik Josef Manner"という名でシュテファン大聖堂のそばにオープンさせました。
1897年には100人の従業員に膨らんでいて、ウィーン17区の一角に拠点を持ち、モダンな生産技術により、値段を抑えて市場に提供しました。
Mannerのロゴを見ると、中央にウィーンのシュテファン大聖堂が登場していますね。
現在でもシュテファン大聖堂のすぐ裏側の角の所にMannerのお店があります。
中に入ると細長い店内で決して広いわけではありません。
Mannerと言えば誰もが最初の写真に見られるNeapolitaner Schnitteを思い浮かべます。
"Neapolitaner Schnitte No. 239 " として1898年には記録されています。
地元では単純にMannner Schnitte とも呼ばれるこの定番ものはヘーゼルナッツ、ココナッツオイル、カカオの粉などが入っています。
1個がひと口サイズの手頃な大きさで食べやすくなっています。
他にも色々な種類があり、このMannerもモーツァルトクーゲルンを製造しています。
(ちなみにモーツァルトクーゲルンのオリジナルについては→こちらから)
このMannerはこの直営店を始めスーパーなど至る所で買うことができます。