ドイツ語以外の日常言語の割合

今日"母国語"という意識は重要で、ユネスコによれば世界中で使われている言語の

半分は絶滅危機にさらされているそうです。

オーストリアは、オーストリア国籍を所有している人の98%はドイツ語を母国語として

話しています。

 

しかしオーストリアはハプスブルグ帝国時代からの混合民族の習慣や、共和国となって

かつての共産圏にも属すことがなく、それなりの経済大国になったことなどから

現在でも様々な外国人が住んでいます。

そのような両親の家庭に生まれた子供達は、地元の幼稚園や学校に行きながら

ドイツ語を覚えていくことになるわけです。

 

2年前2013年の7月にドイツ語を母国語としない生徒の割合でウィーンのそれぞれの区の

割合について触れました。

 

ここでは、ドイツ語以外のどの言葉がオーストリアの生徒達に多く日常会話として話されているかを見てみましょう。

 



     ※2015年2月22日 DER STANDARD より

 

ボスニア/クロアチア/セルビア語
65.000
トルコ語
60.000

 

 

かつてのユーゴスラビアがトップで、その後トルコ語です。

この2つが最も多く分布しています。

この2つの言葉はウィーンでも最も多い外国語といってもいいでしょう。

トルコ語はウィーンの特に10区、11区、20区に非常に多く分布しています。

 

またオーストリアの国境界隈では、ハンガリー語やチェコ語、スロヴェニア語なども

話されています。

 

日本では全く感じなかった日本語以外の外国語の多さは、このウィーンでは日常生活で当たり前の様に見ることができます。

 

 

 

 

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