ベートーヴェン交響曲第6番 「田園」の小川

ウィーンの北の森観光と言えば、ベートーヴェンの遺書の家やベートーヴェンの散歩道、

カーレンベルクへ上って、ウィーンの眺めを楽しむのは一般的です。

実際に"森"と言っても、遺書の家界隈は森の中にあるわけではなく、森の入口といった感じで、ウィーン郊外の街並みを見ることができます。

しかしベートーヴェンが住んでいた頃は牧歌的な風景が広がっていました。

 

今日3月26日はそのベートーヴェンの命日になりますね。

 

ベートーヴェンのハイリゲンシュタットの遺書の家を見学される方も多いでしょう。

この界隈はベートーヴェンが住んだ家がたくさんあって、彼は日課のようによく散歩をしました。

こちらは遺書の家から少し離れた所にあるベートーヴェンの散歩道とエロイカ小路が交差している所です。

現在のウィーン市の通りの表示

ですが、ベートーヴェンファンにはたまりません。

 

この辺りはベートーヴェンが毎日のように散歩をしたルートであることから、ベートーヴェンの散歩道という通りの名前になっているわけです。

この辺りの当時の自然は、散歩をしているベートーヴェンにたくさんの霊感を与えました。

 

このベートーヴェンの散歩道に沿って、小さな川が流れています。

 

 この小川はSchreiberbach(シュライバーバッハ)という名前で、約4.2kmの長さで、Höhenstraßeの下の方に水源があり、1885年にはNußdorferplatzからZahnradbahnstraßeまでトンネル化されています。

 

ウィーンのベートーヴェンの散歩道はこのシュライバーバッハ沿いに続いていて、中々雰囲気がいい所です。

きっとベートーヴェンの時代200年ちょっと前は本当にのどかな風景だったのでしょう。

田園は1808年にこの界隈に作曲した家が残されていますが、ベートーヴェンは

2楽章の「小川のほとりの情景」のその小川がこのシュライバーバッハです。

ベートーヴェンは、木管楽器を鳥に例えました。

ウグイスがフルート、クラリネットがカッコウ、うずらがオーボエです。

 

写真に見られるたくさん咲いている黄色い花は、ウィーンによく見られるこの時期の花84で紹介したキバナセツブンソウです。

 

 

 

 

 

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