ウィーンによく見られるこの時期の花 87    (ヒメサンシキスミレ)

3月の始めにウィーンの公園や庭園に花が植えられ始めました。

ベルヴェデーレ宮殿でも専門の係りが数日間かけて、土だけで寂しかった場所に丁寧に

植えているのを何回も見ました。

 

去年の最初に植えられた花をウィーンによく見られるこの時期の花47で、紹介していますが、今年も去年と似たような花が最初に植えられました。

でも去年のとは少しだけ違っています。

こちらはドイツ語でHornveilchen

またはViola Stiefmütterchen,

学名ではViola cornuta、

日本語ではヒメサンシキスミレ・・・

おそらくパンジー・ビオラとも呼ばれています。

 

スミレ科のスミレ属です。

 

パンジーは1800年代北欧で鮮やかで大きなスミレを 作るためにスミレやスミレ科から交配、交雑されて生まれたようです。

パンジーの園芸種は400種類以上あるようですが、花のサイズが5cm以上のものを特に

パンジー、5cm以下のものはビオラと呼ぶようになったようですが、正直あまり区別がないようにも思えます。

 

原産はヨーロッパのピレネー山脈で、花は2cm,3cm,4cmぐらいです。

色は紫、青、黄色、赤、白、オレンジなどで、高さは10cm~15cmぐらいです。

 

開花時期は11月~6月で、耐寒性があり秋から冬にかけて咲き続け、日当たりがよく、排水がいい所でよく成長します。



 

これら2枚の写真はベルヴェデーレ宮殿に植えられているもので、上の写真は白と黄色、

こちらは薄い黄色です。植えられた直後に撮影しています。

 

ウィーンの街の至る所にこの時期植えられている花です。


2枚の写真は2015年3月4日11:00頃に撮影しました。





 

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