日本から通常のツアーグループの皆様を御案内する時にはたいていシェーンブルン宮殿でミートして仕事が始まります。
先日いつものようにシェーンブルン宮殿に向かう時にU4のシェーンブルン駅の上で
3人のアジア女性の皆さんが、ウィーン市交通局の検札係り3人とちょっともめている光景
を目にしました。経験上すぐ日本の方だ・・・とわかったのですが、時間がなかったので通り過ぎました。でも気になって後ろを振り向いたら全員でこちらに歩いてきて、やっぱり声をかけようと思い、「何かお困りでしょうか?」と聞きました。それとほぼ同時に「日本の方ですか?」と聞かれました。
どうやらウィーン市交通局とのトラブルだったので、話を聞きました。
この皆さんはウィーン空港で、前日24時間券を買われ、次の日ウィーンの中心部に来て、
Karlsplatz(カールスプラッツ)で検札にあったそうです。
問題だったのは、せっかく24時間券を買ったのに、最初に打刻をしなかったことです。
しようと思ったけど、打刻機(Entwerter)が見つからなかったのでそのまま乗車してしまったということでした。
Karlsplatzで検札され、そのまま問答しながらシェーンブルン宮殿まで来たそうです。
ウィーン市交通局の検札係りによれば、スタンプを押さなかったので、単純に罰金だということでしたが、彼女達が支払いを拒んでいたことから警察を呼んだということでした。
検札係りによればコミュニケーションが英語でもあまりとれないということでしたが、
要は規定通りで罰金を請求しただけのことでした。
女性の皆さんの言い分は、ちゃんと買っていた・・・ということですが、
スタンプを押していなければ、そのチケットはいつでも使え、1年後にだって使えるので、買っているだけでは全く意味がない・・・という当たり前の見解でした。
私はウィーンの公共交通機関の事情を説明し、これはツーリストだからとか、外国人
だからとは一切関係がなく、地元人でも全く同じ扱いになることを話しました。
検札係りに罰金を免除できないか・・・また、せめて罰金を安くできないかと交渉しましたが、残念ながら不可能でした。そのような例外を作ると、検札係が職を失うということで、
やはりルールというのは守るべき・・・ということでした。
結果的に1人103ユーロの罰金を払うことで落ち着き、シェーンブルン宮殿内のATMから
カードでお金を引き出されて支払うこととなったようです。
ちなみに地元人の場合は、住所がオーストリアにあるので、手持ち金がなければ、
罰金の振込用紙をくれますが、旅行者は住所がないので現金払いです。
私が話したことで警察の件も取り消してくれました。
私は私のお客様のためのシェーンブルン宮殿の入場券を発行させ、グループの皆様の所に戻る時にまだ検札係がいて、話を少ししたら、罰金は支払ったそうで、助けたことに感謝されると同時に、気の毒だけど罰金を払って頂く他はないので・・・と言ってました。
チケットは買ったので、お金を払っている・・これだけでは全く意味がありません。
スタンプを押してなければチケットを持ってないことと同じに扱われます。
打刻機が見つからなかったので・・・このような言い訳は通用しません。
ウィーン国際空港の国鉄乗り場にもちゃんと設置されていますし、ホームにも設置されています。
ウィーンの公共交通機関での検札も参照して下さい。