教会に足を踏み入れると、目の前に巨大な岩が浮いてるようにぶら下がっているのです。
そんなに明るくない内部空間に黒い大きな岩が目の前に立ちはだかっているようです。
これは大変なインパクトを与えます。
一体これは何なのでしょうか・・・?
これは"TO BE IN LIMBO" というタイトルで、去年2014年11月20日からここに展示されていて、2015年4月19日まで見ることができます。
これを手掛けた芸術家Steinbrener/Dempf & Huber は1959年にシュールレアリスムのルネ・マグリットが描いたピレネー城のモチーフを引用しています。
マグリットは海の上の空中に巨大な岩を浮かべています。
岩や石は聖書では頻繁に登場し、その強さ、安定さ、硬さ、頼れることなどが神と結びつけられています。
このイエズス会の教会は本来全てがフィクションであり、幻想の世界です。
その幻想世界の教会に、この巨大なプラスチックでできた岩が浮いているのです。
是非見に行って下さい!