今日は1月27日です。
一昨日25日の夜に雪が降り、昨日26日は比較的いい天気でしたが、昨日の夜に雪が降り、
その雪がまだ降り続いていて、今日の朝は雪景色のウィーンの街です。
別の内容に触れるはずでしたが、今日の日付はモーツァルトの誕生日であることを意識したのでモーツァルトの内容にしたいと思います。
モーツァルトに関してこのコーナーではモーツァルトのお墓、魔笛の小屋、最後の住居、パパゲーノの門、最後のお別れの場所などについて書いていますのでそちらも参照して下さい。
ウィーンの街でモーツァルトの足跡を辿るとなるとそれなりの時間がかかります。
中心部だけでも18箇所モーツァルトが住んだ場所が確認されています。
しかし、博物館としてはモーツァルトハウス ウィーンの1箇所しかありません。
このモーツァルトハウスウィーンはDomgasse 5番地にあり、シュテファン大聖堂のすぐ近くに位置しているとは思えない閑静な地域です。
御存知の方も多いと思いますが、ここは2004年の終わりまで"フィガロハウス"として知られ、モーツァルトが有名なオペラ「フィガロの結婚」を書いたことからその名が付けられました。
フィガロハウス時代は、モーツァルトが住んだ、日本でいう2階の部分だけが博物館として公開されていて、写真撮影も可能でした。
(現在は残念ながら写真撮影禁止となっています)
2005年まるまる1年かけて大改装が行われ、2006年の1月27日のモーツァルト生誕250周年のまさに彼の誕生にのその日に話題性たっぷりにリニューアルされてオープンしました。
その当日は私も仕事でモーツァルトツアーというテーマで、モーツァルトハウスに行きましたが、整理券制度であり、入場制限があったことを今でも覚えています。
現在ではそんなことはありませんから、混んでなければすぐに入れます。
フィガロハウス時代と違い、3階、4階も博物館となり、展示スペースが大きく広げられました。見学する時にはエレベーターで4階まで行き、そこから下へ降りてくるという順路となっています。
4階はモーツァルトのウィーン時代背景が、3階はモーツァルトの音楽的世界について、そして2階がモーツァルトの住居ということになっています。
この建物は本来2階建てだったようで、1716年に増築されて現在の姿になっています。
モーツァルト一家は、1784年9月29日にここに入居し、1787年4月23日に引き払っていますので、2年と約7か月住んだことになります。
モーツァルトが生涯を通じて、一番充実した時期であり、部屋が4つ、小さな部屋が2つ,台所、寝室があり、モーツァルトの時代には人気のある高級住宅であったようです。
モーツァルト没後150周年記念の1941年にウィーン市の管轄に入り、フィガロハウスとして公開されるようになりました。
モーツァルトファンの方にとっては是非見学したい場所です。
最後にオープン時間です。
毎日10:00~19:00 最終入場 18:30