こちらは背景があまりヨーロッパ的ではないですね。
主題が分かり易く、画面中央にイエスが見られます。
こちらはアルプスの中のイメージで、雪の中という演出です。
よく見ると屋根にはつららまで描写され、寒さが伝わってきます。
イエス、マリア、ヨゼフの3人に、左側にはカスパール、メルキオール、バルタザールの
3人だけと、他は全く登場していないシンプルでなおかつオリジナリティーを感じます。
こちらは真ん中の大きなアーチの下にイエスが見られます。
岩や木も配置させ、自然の中に作られた神殿的イメージですね。
Weinachtskrippeは、テーマが同じでも作者の感性の違いもあり、自由性があって
創造力の違いを見ることができるので、見比べるととてもおもしろいものですね。