ウィーンは車が多い街で、路上駐車だらけです。建物の中はたいてい駐車場にはなっていないので路駐が当たり前です。
以前書いたウィーンの街の路上駐車、ウィーンの街の路上駐車2, ぶつかっている路上駐車も参照して下さい。
ショートパーキングに関しての違法駐車はウィーン市の係りが定期的に、
交通法規に関しての違法駐車は警察が担当します。
どちらの場合も違法駐車が認められた場合は罰金の紙がワイパーに挟まれます。
それでも持ち主が車を動かさない場合や、また早急に違法に駐車している車を動かす時や、
車が故障して動かなくなった場合にはレッカー移動が行われます。
街中ではたまにレッカー移動に遭遇しますが、去年のまだ暑い頃偶然にもレッカー移動の
場面に立会いました。
工事現場で活躍するような大きなレッカー移動車が止まっています。
係りがレッカー移動するワゴン車の4つのタイヤ部分に吊り上げるための引っかけをセットしています。
こちらではレッカー移動を"ABSCHLEPPDIENST"と呼ばれています。
4つのタイヤ部分に引っかけを固定して、そのまま吊り上げるという
効率がいい方法です。日本でもよく見る、前輪を浮かせて後輪は地面を走らせるという
(前輪駆動か後輪駆動かによって逆になりますが)スタイルはあまり見ません。
レッカー移動は5分とかからず終了し、係りはこの車を所定の場所に運び、その後はまた
別の場所へ向かいます。