ウィーンの王宮界隈には多くのアンティークショップがあるわけですが、その中でも特にデパートみないなドロテウムは有名ですね。
その他にもウィーンでは定期的にアンティーク市やのみの市が開かれますが、毎週土曜日に開かれる恒例の"のみの市"も地元では大変賑わっています。
その"のみの市"(Flohmarkt)はウィーンの有名なナッシュマルクトの延長線上にあり、地下鉄4号線(U4)のKettenbrückengasseの駅舎のすぐ後ろにあります。
ここは朝から賑わっていて、天気のいい時にはたくさんの人だかりで、地元の人、観光客からアンティークのプロまで様々な人が訪れます。
使える、使えないは別にして、あらゆる分野のありとあらゆる物が売られています。
アンティーク商品、絵画、おもちゃ、衣料品、レコード、蓄音機、オーディオ関係、ゲーム、置物、書籍、手紙、看板・・・きりがありません。
衣料品も古着を始め、下着なども売られていて、実際に試着室なんてありませんから、自分のサイズの紐をあらかじめ用意して、それを商品にあてがえて買ってる人もいます。
ここでは値段交渉は当たり前なので、言われた金額では買わず、必ず交渉しましょう。
ガラクタばかりではなく、それなりにまともな物もあり、その業界の方は朝早くにここに来る・・・というのが定説です。
この"のみの市"は、毎週土曜日朝6:30~18:00までで、土曜日が祝日でもオープンしてます。
12月24日と12月31日が土曜日となった場合は6:30~12:00までです。
唯一の例外は、12月25日が土曜日となり、たまたまその時にここでイベントがある場合のみ開かれません。
実はこの "のみの市"は誰でも店を開くことができるんです。労働許可証は要りませんし、オーストリアに住んでいなくてもいいので、旅行者でもOKです。
ただし1年に3回までと決められています。
これは年度を跨がずにということですので、今から来年の今までということではありまん。
営業場所は大きな場所と小さな場所があり、大きな場所は123個3.2mx2m、小さな場所は246個1.6mx2mで、
計369個の営業場所が確保されています。
ウィーン市に払う場所代は、大きい場所が€41,44-,小さい場所が€20,72- です。
申し込みはWiener Marktamt für den 4. bis 6. Bezirk
(ウィーン4区、6区の市場役所)
に遅くても6週間前までに個人的に行い、場所のチケットは支払い後、すぐにもらえます。
場所チケットは自分が店を出す前日の金曜日12時までには取りに行かなければいけません。
この場所は地下鉄U4の"のみの市"がある駅Kettenbrückengasseのすぐ前にあります。
ここの営業時間は月〜金曜日の7:30〜15:30です。
申し込みに必要なものは写真付きの身分証明書が必要です。
以下ウィーン市のホームページです。(ドイツ語)
http://www.wien.gv.at/amtshelfer/wirtschaft/maerkte/markt/flohmarkt/naschmarkt.html