10月も半ばに入り、朝と日中の気温の差が大きくなり、霧も多くなってきました。
ウィーンリンク道路の並木もかなり葉を落とし始めています。
そのリンク道路沿いには大きな公園が5つあるわけですが、観光でもお馴染みなStadtpark(市立公園)は街中とは思えない程豊かな緑があり、のんびりしています。
リンク道路からこの公園に入ってくると、定番のシュトラウス像がすぐ見えるので、
なぜかそこからもう少し奥へ行こう・・・という気持ちがなくなってしまうようです。
そこから少し奥へ行くとウィーン川が流れているのが下の方に見えます。
こちらが公園の中を流れているウィーン川です。
この公園も頻繁に通るのですが、秋らしかったので
撮影してみました。
ウィーン川はウィーンの森にあるKaiserbrunnberg
(標高540m地点)が
水源で,Niederösterreich
からウィーン市14区に入りシェーンブルン宮殿のそばやナッシュマルクトを通りドナウ運河に注がれる
全長34km、高低差385mの川です。
18世紀前半や後半にこのウィーン川の河川工事の案がありました。18世紀終わりの絵を見てもこの川はドナウ河同様にかなりの範囲にわたって枝分かれしたように流れていました。
最終的に19世紀終わり、ドナウ河第一次河川工事よりも後になって行われました。
この頃にちょうどStadtbahn (市営鉄道)の建設も始まっています。
ウィーン川は地下鉄4号線(U4)沿いを流れ、外から見えている所も多くあり、
またナッシュマルクトの真下のように完全に地下化されている所もあります。
またこの写真に見られるように人口的にコンクリート化された所を流れています。
この写真の場所はウィーン川がちょうど地下から顔を出し、運河方面に流れて行く様子で、
コンクリート化された川底であることがわかります。
この辺りの水量は、通常大体こんな量です。