シェーンブルン宮殿の動物園

ウィーンに来てシェーンブルン宮殿を見ない人はまずいないでしょう。

宮殿の内部見学、美しい庭園、時間がある方はグロリエッテも行くでしょう。

ここは観光客だけでなく、地元の人達にとっても憩いの場所となっています。

さて、そのシェーンブルン宮殿を見てもその敷地内にある動物園に行く人は少ないのではないでしょうか。

 

しかし、この動物園が地元ではとにかく人気があり、家族連れで賑わっています。

 

 

このシェーンブルン宮殿の動物園・・・Tiergarten Schönbrunn は、マリア・テレジアの夫ロートリンゲン公フランツ・シュテファンによって、ロートリンゲンの建築家Jean Nicolas Jadot de Ville Issey により、彼らにとってこの新しい夏の離宮シェーンブルン宮殿にMenagerie (メナゲリー)という小動物園を置きたいことから始まりました。

1752年に完成し、現在進行形で運営されてる動物園では世界最古です。

 

 

 

シェーンブルン宮殿の動物園は、シェーンブルン宮殿の庭園側から見るとどこにそんなのがあるんだろう・・・と言った感じでほぼ見ることができません。

 

でもこの上の写真のように結構広い動物園が庭園内に造られているんですね。

方角的には、宮殿を背にし、グロリエッテを正面に見える所に立って、時計の針で言えば1時~2時の方向にあります。

 

動物園の入口は3つあり、それぞれHIETZING,NEPTUN,TIROLERGARTENで、この中で一番宮殿に近いのはNEPTUNの入り口で、庭園正面に見えるNeptunの噴水の右側です。

 

でもシェーンブルン宮殿に来ないで、直接動物園に来たい方は、地下鉄U4のHietzingで下車し、そこから歩いてすぐのHietzing Torから入るのが一般的です。

 

こちらは動物園内にある有名なパビリオンです。こちらでは

Kaiser Pavillonとも呼ばれ、1759年に完成していて、このシェーンブルンの動物園でも歴史ある部分となります。

 

このパビリオンは元々朝食をとるための空間で、その周りにはまるで丸いケーキを切って分けるように13箇所の空間が作られています。

1949年からここはレストランとして賑わっています。

 

このシェーンブルン宮殿の動物園は宮殿、庭園と同時に1778年、市民に開放されました。

当時は毎週日曜日、ある程度の服装で入場することが決められていて、入場料はかかりませんでした。

 

このシェーンブルン宮殿の動物園は、前述したように現在で運営されている動物園では世界最古であり、ヨーロッパでは一番の動物園にも選ばれています。

 

17ヘクタールの広さに8300以上の動物たちがいます。

天気のいい週末はそれなりに混雑しますが、それでものんびりと散歩感覚でも楽しめます。

時間がある方は是非訪れて見てはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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