電車がフェリーの中に入る渡り鳥コース

このブログコーナーは、オーストリアやウィーンを中心に様々なテーマで書いていますが、

時としてオーストリア以外のことも気分転換で登場させたいと思います。

ウィーンという街は地理的にヨーロッパのほぼ中央に位置しているので、ヨーロッパのどこに行くにもとても便利です。ウィーンから飛行機で2時間強も飛べば、ヨーロッパの

たいていの場所に行くことができます。

 

私はウィーン以外の街に住むことは考えられないぐらいウィーンが大好きですが、

でもヨーロッパは個性があり、おもしろい街がたくさんあり、仕事やプライベートでも

ヨーロッパの色々な所に出かけてます。

 

先日ウィーンからドイツのハンブルクまで飛んで、そこから電車がフェリーの中に入る

"渡り鳥コース"として知られる鉄道でデンマークの首都コペンハーゲンまで行き、そこから車でハムレットのモデルになったクロンボー城、アンデルセンの故郷オーデンセーなどを周り、再びドイツのハンブルクまで戻ってきました。

 


左はハンブルクの中央駅です。ヨーロッパによく見られる、鉄の骨組みで作られています。

13:28分発ICE35 のコペンハーゲン行きです。

 



"渡り鳥コース"と言われていますが、別に特別な車両ではなくドイツのICE(Intercity-Express)が走ります。

 

ICE は1991年にハンブルク~ミュンヘン間で運行が開始され、オーストリアでは1998年5月よりハンブルク~ウィーン間を直通約9時間で結んでいます。

 

右の写真はICEの1等車の車内で、座席も大きく快適です。


ドイツのPuttgardenで電車はフェリーに入るためしばらく止まり、大型トラックや車の順番を待ちます。

そしてそのまま電車はフェリーへ入って行きます。

上の2枚の写真はICEがフェリーの中に入っている状態です。

 

フェリー区間は約45分ぐらいで、乗客は電車から降ろされてフェリーの客席やデッキがある上方階へと向かわされます。

 

 


フェリーの内部では食事もできるレストランや、デッキにも出られ、ちょっとしたショップもあります。

左の写真はデッキで、皆さんが着ている物を見るとわかりますが、8月ですがオーストリアよりも気温がかなり低いです。右はすれ違った同じタイプのフェリーです。

長さ142m,幅25.40mの大きさです。

 


電車は定刻通り18:14分にコペンハーゲンに到着しました。

ハンブルクから4時間46分ですね。

 

右の写真はコペンハーゲンの街の景観でよく登場するニューハウンです。

 



 

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