前回の知られざる美しい中庭風景10では、ホイリゲの中庭を紹介しました。
今日は第11弾です。
こちらはかなりこじんまりした中庭空間ですが、バルコニーと、アーチが印象的ですね。
この空間は、ウィーン旧市街の一角の、 モーツァルトが亡くなった場所からすぐそばにあるBallgasseの、ある
中庭です。
ここは石畳のウィーンらしい雰囲気が
残る閑静な場所ですが、さらにその中庭空間です。
手前には住人の自転車が置かれて
生活の匂いがあります。
バルコニーの中央にこの階段がある構造は意外と珍しいです。
こちらはかなり大きな中庭空間で、壁が蔦に覆われています。
ここは車も入っていますが、公の駐車場ではありません。
奥にはちょっとしたレストランのテラスが見えています。
ここはウィーン2区のPraterstarße
42番地で、近くにはヨハン・シュトラウスが美しき青きドナウを作曲した住居が
あります。
この中庭はPraterstraßeから反対側のCzerningasseに通り抜けできるようのなっています。
この大きな建物はLudwig Förster と
楽友協会ホールや国会議事堂の建築家Theophil von Hansenのプランによるものです。
このように中庭を公道のように通り抜けできる建物のことをDURCHHAUS
(ドゥルヒハウス)と呼ばれています。