ウィーンを始めオーストリアにはアーチを伴った建物がとても多いです。
(もっともヨーロッパはそうだと思いますが)
単純にが建物の1階部分がアーチ構造であったり、また中庭にホッとするアーチ空間があったり、または建物と建物を繋げている場合など様々です。
前回 アーチの奥に見える風景1を紹介しましたが今回は第2弾です。
ここは王宮の帝国官房棟の中庭側から
アーチを通してミヒャエル広場を見ているよく知られた光景です。
アーチをくぐった暗い場所には美しい
ドームがあり、その向こうには細かい
バロック様式の装飾が見られ、さらに奥にはミヒャエルハウスの黄色い建物が見えています。
ここは王宮の一番古いスイス宮にある
スイス門を出ると広がる長方形の中庭で、
このアーチは、タクシー、馬車、緊急自動車が通り抜けられるようになっています。
このアーチを通り抜けた向こう側の
ミヒャエル広場は重要な建造物がたくさんある美しい広場です。
こちらは個人的に好きな光景です。
この場所はウィーン市の郊外にある
ハイリゲンシュタットのプファール広場で現在のウィーン19区の一角です。ここでは見えませんが、このすぐ左はベートーヴェンが1817年に2ヶ月程滞在した場所です。
またここから歩いてすぐの所に有名なベートーヴェンの遺書の家があります。
ここも個人的に好きな光景で、ドナウ河の最も美しいと言われるヴァッハウ渓谷の
有名な街Dürnstein(デュルンシュタイン)にあるKlostergasseです。
ここのアーチはちょっとおもろしろい形をしていますがバロック様式で、その奥の
風景は石畳のちょっと段差がある坂道になっています。
このすぐ左側にはヴァッハウ渓谷のシンボル的存在である、現在ではHerzogenburg修道院に属しているかつてのアウグスティヌス修道会(デュルンシュタイン修道院)が位置しています。