ウィーンによく見られるこの時期の花 78 (セイヨウグリ)

ウィーンの街中にはたくさんのマロニエが植えられていて、マロニエの実がかなり大きくなってきているこの時期ですが、場所によってはいわゆる一般的な"栗の木"も見ることができます。

 

 

ドイツ語で

Edelkastanie(エーデルカスターニエ)

Esskastanie (エスカスターニエ)、

学名ではCastanea sativa、日本語でヨーロッパグリとかセイヨウグリと

呼ばれています。

 

ブナ科のクリ属で、落葉性樹木です。

 

古代ギリシャ・ローマ時代から地中海沿岸に植えられていたため、原産地を特定するのが難しいようですが、おそらく

アルプスの北側ではないと推定されて

います。
スペイン~アルプス南側地域~バルカン半島~小アジアの地域に生育して

いました。

 

ローマ人達はこのセイヨウグリをワイン造りや、他の文化的な花と共にこちらに運んで来ました。

 

 

 

高さは30mを超えるものもあり、幹の直径は1~2mぐらいが一般的です。

樹齢も500年~600年ぐらいのもありますが、中央ヨーロッパでは200年を超えるものは

ほとんど存在しないようです。

 

実が熟すのは普通は9月以降です。こちらは観賞用の他に食用として植えられています。

 

 

 

 

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