最近ベルヴェデーレ宮殿上宮の入口ホール、階段ホール、大理石の間が再び、写真を撮っていいことになりました。
このベルヴェデーレ宮殿上宮は、オーストリアギャラリーとしてクリムトの接吻をメインに、クリムトの他の作品、シーレ、ココシュカ、マカルト、モネ、ルノワール、ゴッホ、ムンク、ビーバーマイヤー時代、新古典主義、バロック絵画、中世の宗教画などを見ることができます。
そんな常設展の他にモダンな展示も随所に置かれています。
こちらはベルヴェデーレ宮殿大理石の間に置かれている「Y」というモダンな
オブジェクトです。
この作品はベルギーで1961年に生まれたCarsten Höllerによるもので、2003年の作品です。
いわゆるYの字で作られた通路で、
入口がひとつ、出口が2つあります。
円形の輪がたくさんあり、その周りを時計回りでランプがぐるぐる点滅して回っています。
「LEBEN」(生命、人生)を意味するそうです。
長さ13m,幅6.87m,高さ2.6m という大きさで、全部で960個の電球が使われています。
素材はアルミニウムと木が使われています。
この歴史あるベルヴェデーレ宮殿の大理石の間にふさわしくない光景かもしれません。