オーストリアの世界遺産にも登録されているヴァッハウ渓谷は、ヨーロッパで2番目に長い全長2.800km以上あるドナウ河の最も美しいと言われている所です。
このコーナーでも、メルク修道院、デュルンシュタインのクエンリンガー城、ヒンターハウスの廃墟の古城などを紹介しています。
ヴァッハウ渓谷は、私も大好きな場所のひとつで、この時期はよく皆様を御案内しますし、個人的にも出かけています。
ヴァッハウ渓谷にツアーで行っても、個人で行ってもたいていメルクの修道院は見学しますね。そしてその後、お昼を食べて、メルク修道院の裏側にある船着き場から13:50発の船に乗ってドナウを下るというのが一般的です。
もちろん時間があれば、逆にデュルンシュタインやクレムスからメルクまで上ることもできます。
その際に船会社が2社ありますので、それについて紹介します。
※2024年より1995/1996年より運行していたBrandnerは運航を終了しました。
長年活躍していたMs.Austria号2隻はDDSGに売却されて、現在でも運航しています。
こちらはDDSG(Donau-Dampfschiffahrts-Gesellschaft)で、1829年に設立された歴史ある会社で、当時フランツ皇帝もウィーン~ブダペスト間を移動しています。
こちらは1日に上下船3本が運航され、WACHAU 号、PRINZ EUGEN号の2つの船があります。上の写真はプリンツ・オイゲン号です。
3階デッキ席には屋根がある部分とない部分とがあります。
最高速度22.5km/h,長さ63.40m,幅9.88m、最大収容人員はデッキ席を入れて600です。
以下時刻表です。
https://www.ddsg-blue-danube.at/wachau/wachauschifffahrten/#fahrplan
こちらはBRANDNER 会社のMs.Austria号です。
BRANDNER社は1995年に設立され、DDSGと比べればとても新しい会社です。
austria princess 号も所有しています。
1日に上下船2本が運航されています。
Ms Austria号は何と言っても清潔感があり、船が綺麗です。
デッキ席が後方部分にしかないので、デッキ席はDDSGと比べると少ないです。
長さ59m,幅11.6m、最大収容人員はデッキ席を入れて490です。
以下時刻表です。
https://www.brandner.at/de/linienfahrten/fahrplan-preise/
※2024年より1995/1996年より運行していたBrandnerは運航を終了しました。
長年活躍していたMs.Austria号2隻はDDSGに売却されて、現在でも運航しています。
どちらの会社も乗船料金は同じで、一番利用しやすい時間13:50発があります。
チケットを直接船着き場で買う場合は、DDSGとBRANDNERとそれぞれにチケットオフィスがあります。
どちらの船がいいか・・・というのは好みの問題です。
※DDSGの最終船メルク16:25分発に乗船した場合は、途中のSpitzで一度下船し、
Kremsから上ってくるPRINZ EUGEN号に乗り変えてKrems方面に下って行きます。
Melkから乗船したWACHAU号は、Spitzから再びメルクに上って行きます。