今日の"ウィーンによく見られるこの時期の花"では、街中のちょっとした緑や、教会前広場などにたくさん植えられている花を紹介します。
こちらはドイツ語ではVerbene,
学名ではVerbena、日本語では
バーベナですが、
ビジョザクラとも呼ばれています。
クマツヅラ科のバーベナ属で、
多年草もあれば一年草もあり、
種類が豊富で約250種程あります。
原産は南北アメリカと言われていますが、ヨーロッパやアジアにも分布しています。
開花時期は5月~10月で、高さ30cm~60cmぐらいです。
花の色は紫、白、赤、ピンク、青紫、紅紫と豊富で、1箇所に20~30のまとまった花を
咲かせ、たいていの種類が心地よい香りを放ちます。
葉はノコギリ状の形をしていますが、種類によっては切れ込みがないものもあります。
真夏のこの暑い時期でも生育旺盛で、春から晩秋までと長く咲き続けます。
ウィーンではちょっとしたスペースにたくさん植えられていて、なるべく年間を通して、
街により多くの花が見られるようにと意図してることがうかがえます。
この写真のバーベナは市立公園に咲いているものです。