夏のこの時期は限られているとはいえ、ウィーンの街はそれなりに花が咲いています。
特に公園などにいけば、実は色々な花がウィーン市によって植えられていることがわかりますが、去年も紹介していますが今日はウィーンの中心界隈の道端に咲いている花です。
こちらはドイツ語でSommerflieder
(ゾンマーフリーダー・・・
直訳すると夏ライラック)とか、Schmetterlingsstrauch
(シュメッターリングスシュトラウホ)とか呼ばれています。学名ではBuddleja、日本語ではフジウツギ属です。
参考までに
フジウツギ科でフジウツギ属です。
世界には約100種ほどあるそうですが、この写真の
Schmetterlingsflieder (シュメッターリングスフリーダー・・・Buddleja davidii)が最もポピュラーでしょうか。
日本語ではフサフジウツギです。
原産は東アジア(おそらく中国)で、日本には明治時代にヨーロッパで改良されたものが入って来たそうです。
開花時期は7月~9月で、薄い紫色で、ひとつひとつの花は1cmぐらいで、全体で円錐状に密集して咲き、長さは10cm~30cmぐらいです。
こちらではこの薄紫が圧倒的に多いと思いますが、赤っぽいものや、黄色、白もあります。
こちらではZierpflantze (観賞用)として、公園や庭に多く見られます。