もう早いもので7月の中旬にさしかかり、1年の半分が過ぎました。
さてこの時期は春と比べると咲く花がかなり限られるわけですが、その中で去年も紹介しましたが庭などに頻繁に見られる花です。
ちなみに、以前紹介した同じ花でも、別の場所に咲いている花を掲載しています。
こちらはノウゼンカズラで、ドイツ語ではTrompetenblumen,
Klettertrompete,Trompetenwinden...などと呼ばれています。
学名ではCampsis で、ノウゼンカズラ科のノウゼンカズラ属です。
ドイツ語のTrompetenはトランペットで、花の形がラッパに似ていることからそう呼ばれています。
こちらはおそらくAmerikanische Klettertrompete (Campsis radicans)アメリカノウゼンカズラ・・・
もしくはGroße Klettertrompete "Madame Galen"
(Campsis × tagliabuana) でしょうか。
ノウゼンカズラ・・・Campsis grandifloraは原産が中国で、日本には平安時代に入って
来たそうですが、アメリカノウゼンカズラは北アメリカ東部が原産で、日本には大正時代
末期、ヨーロッパには観賞用として17世紀に入って来ました。
Große Klettertrompeteは、ノウゼンカズラとアメリカノウゼンカズラとの交配種です。
高さは2~5m、場合によりそれ以上になるものもあり、
開花時期は7月~9月ですが、
今年は6月中旬に咲いているものもありました。
5cm~8cmぐらいのラッパ状で、
オレンジ色から赤までの色がありますが、種類によっては黄色もあり、花びらは5枚です。
ノウゼンカズラよりも花径は小さいそうですが、筒は長いです。
葉は20cmを超えるものもありかなり長めで、
マイナス20℃ぐらいまでの耐寒性があります。
こちらは観賞用として、1枚目の写真のように庭の柵などに多く見られます。
上の写真はうちの庭に咲いているGroße Klettertrompete "Madame Galen" (Campsis × tagliabuana) です。