今年もこの時期恒例なシュテファン大聖堂前のシュテファン広場で、Steffl-Kirtagというお祭りが行われています。
今年は5月29日~6月10日の13日間で、今日が千秋楽というわけです。
地元ウィーンではシュテファン大聖堂を
愛称でSteffl (シュテッフル)と呼んでいます。
キリスト教の一番最初の殉教者である
シュテファヌスに捧げられているという
ことで、そこからStefflです。
ちなみにウィーンにはデパートのStefflもありそれも有名です。
Kirtagとは、Kirchweihで、いわゆる
教会堂開基祭です。
このシュテファン大聖堂のKirtagは2002年から毎年行われていて、
今年で13回目ということに
なります。
もともとこのウィーンのシンボルであるシュテファン大聖堂は、
1945年4月11日から12日にかけての第2次世界大戦の末期には
大きな被害を受け、屋根が焼け落ちました。
これはウィーン市民にとってはとても悲しい出来事でした。
そこからできるだけ早く再建を・・・ということで、1948年にはもう再建された大聖堂で戦後最初のミサが行われています。
そして1952年4月26日には新たなオープニングが厳かに催され、その同じ日に
新しいプンメリンがウィーンに運ばれてきました。
つまりSteffl-Kirtagは1952年からの50周年記念ということで、2002年に行われたと
いうわけです。
色々な屋台などが並び、とても
賑やかなシュテファン広場です。
一見クリスマス市のような雰囲気にも見えるかもしれません。
今日も含めてここ数日32℃~35℃ととても暑い日が続いていますが、
この写真はオープニングの翌日、
5月30日の正午に撮影したもので、
皆さんが上着を着ていることが
わかります。