陽気がよくなって、ちょっとしたハイキングを兼ねた散歩によく出かけますが、
個人的によく行くウィーンの森の自然公園 "Hagenbachklamm"に5月初めに出かけた時にその一角で
サラマンダーを見ることができました!
ドイツ語でもSalamanderで日本語と同じサラマンダーです。
サラマンダ―の種類は90種類程あるそうですが、北半球の北アメリカ~ヨーロッパ~アジアに生息しています。
私が見たこのサラマンダーはドイツ語でFeuersalamander(フォイアサラマンダ―)、学名ではSalamandra salamandra、日本語でもファイアーサラマンダ―です。
黄色い斑点が特徴なヨーロッパに生息する陸生有尾類です。
この種類は中央ヨーロッパと南ヨーロッパの一部に見られ、スカンジナビア、イギリス、
アイルランドには生息していないようです。
体長は15cm~25cmぐらいで、黒の体に黄色の鮮やかな警戒色が見られます。
暗くて湿った場所を好むようで、近場に繁殖に使える水がある落葉樹林地帯に生息し、
多くは石や倒木の下、木の根の隙間などで過ごすそうです。
警戒色のため天敵はいないようですが、本当に追い詰められると毒液を噴出します。
このHagenbachklammは、Hagenbachという川が流れており、その川辺の散歩コースを歩いている時に、偶然川で見つけました。
じっとしていたり、少し歩いたりとだいたい合計7分ぐらい姿を見ることができ、その間に撮影しました。5月6日の16:00から16:07分の間です。
その後、そのまま石の下へ消えて行ってしまいました。
水場の破壊、化学物質による汚染などが原因で、確実に数が減っていて、オーストリアでもレッドリストに入り保護動物とされています。