これも前回と同じ場所でオペラ座裏にある王宮のアルベルティーナの階段です。
今年の復活祭の時期に、このアルベルティーナ美術館の屋根の上のうさぎを紹介した時に少し書きましたが、このデューラーの野うさぎは2003年以来から10年以上ぶりで再び展示されています。
それを大きくアピールすることもかねて、この階段にはデューラーの作品が表されています。
この野ウサギは1502年、デューラーが32歳の時のものです。
奥に見えるのは、復活祭の時にピンクのうさぎが載せられていた屋根です。
スポンサーであるドロテウムのロゴも見られます。
このアルベルティーナは、マリア・テレジア女帝の成人した子では次女にあたるマリア・クリスティーナの夫であるザクセンのアルベルト公がここに18世紀終わりから住みました。
このアルベルト公はグラフィックコレクションを所有しており、それがベースになって現在のアルベルティーナ美術館になっています。
このデューラーの野ウサギが見られる展示会は、
デューラー、ミケランジェロ、ルーベンス(アルベルティーナの100の傑作)
という名称で、2014年3月14日~2014年6月29日まで行われています。