様々な建物が色々な建築様式で建てられているウィーンの街ですが、外から見ると豪華な
石造りに見えますが、骨組みはたいてい煉瓦が積まれています。
「ヨーロッパの建物の外壁」を参照して下さい。
ウィーンでは古い建物の骨組みはそのままにして、それを綺麗にして再利用することはよく見られますが、建物そのものを完全に取り壊して、新しい建物を同じ場所に建てることはそうそう多くは見られません。
ある時、ウィーンの街中の一角で
建物の解体作業をしている所を通りかかりました。
まるで戦争か何かの後の様で、
瓦礫の山です。
爆弾を落とされたと言っても不思議ではなさそうです。
この瓦礫の山は映画「第三の男」を思い出させます。
中の煉瓦がたくさん見え、左手奥にはアーチ構造らしきものがあったようです。
こちらは数階建ての建物を解体している場面です。
クレーン車を使って、瓦礫のほこりがすごいので水をまきながら解体しています。
古い建物をそのままにして、外側や
内部をリフォームする方が、ゼロから新しい建物を建てるよりもコストは
一般的にかなり安いわけですが、
諸事情により解体せざるを得ない場合もあるわけです。
ウィーンは外側に行けば様々な集合住宅などを建設している場所はいくつもありますが、
建物を完全に解体する場面はあまり見ることができません。