今日のテーマである「ウィーンによく見られるこの時期の花」は、そのシリーズタイトルにはふさわしくなく、ウィーンの街中ではそんなに多くは見られない花です。
でも、ウィーンにある植物としてこのカテゴリーに含めたいと思います。
こちらはドイツ語でMandelbaum (マンデルバウム)、
学名ではPrunus dulcis、日本語ではアーモンドです。
バラ科のスモモ属の落葉高木です。
原産はおそらく西南アジアで、
地中海沿岸から黒海にかけて自生しています。
南ヨーロッパ、アメリカ、
オーストラリアなどで栽培されいて、カリフォルニア州が最大の産地で、日本では瀬戸内海の小豆島(しょうどしま)で栽培されているそうです。
高さ6m~10mぐらいになります。
花は3月~4月ぐらいに白、桃色の花をさくら同様一斉に咲かせます。
実がなるのは通常6月頃でしょうか。
7月~8月に実が熟して、秋にかけて割れ出して、種子のアーモンドが乾燥していきます。
上の写真は5月4日16:30頃に撮影したものですがもう実がなっているのがわかります。
このアーモンドは以前ここでも紹介した、ヒルシュシュテッテンの花壇庭園に植えられていたものです。